BS歴史館 シリーズ ヒーロー伝説(1)「土方歳三 疾走するラスト・サムライ」
2012年10月11日(木) 20時00分~21時00分 NHKBSプレミアム
幕末のイケメンといえば、私はやはりあの土方歳三を思い出します。新選組では、鬼の副長、旧幕府側で最後まで戦ったサムライとして有名です。
ところが、最新の研究では、土方はいち早く、新時代の軍隊の指揮官を目指していたことが明らかになってきたそうです。京都、宇都宮、会津、仙台…函館と転戦する度に力をつけ、大きく飛躍していったといいます。
幕末維新、日本の大転換を駆け抜けた男の新たな魅力を見てみたいものです。
《土方歳三の生涯》
土方歳三義豊(よしとよ)は天保6年(1835)東京都日野市石田で土方義諄(よしあつ)の四男として生まれる。近藤勇の誠衛館道場に寄宿して師範代を務める。
文久3年(1863)に将軍家茂の警護のために上洛、新選組を結成し、その副長として京都の治安維持に活躍。鳥羽伏見の戦い(1868)に敗れて江戸に戻り、甲陽鎮撫隊として甲州勝沼で政府軍と戦うも再び敗れる。
下総流山で再起したが、近藤勇は降伏して板橋で斬首、土方歳三はなおも関東、会津に転戦、仙台から榎本艦隊と合流し、蝦夷地に渡り、函館政府の陸軍奉行並となる。
しかし明治2年(1869)の政府軍の函館総攻撃にあって、弁天砲台に孤立した味方の救出のために函館市内に出撃し、5月11日午前10時頃に腹部に銃弾を受け戦死。享年35歳。法名「歳進院殿誠山義豊大居士」
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