美の巨人たち 歌川広重『月に雁』
2012年9月22日(土) 22時00分~22時30分 テレビ大阪1
毎回1枚の絵(時に彫像や建築物)にスポットを当て、そこに秘められたドラマや謎を探る美術エンターテインメント番組。今日の一枚は、歌川広重作『月に雁』です。
歌川広重作『月に雁』です
《番組内容》
今日の一枚は、歌川広重作『月に雁』。月を題材とした広重の浮世絵の中でも最高傑作と名高い作品です。
縦39cm、横13cm。短冊型の多色刷り木版画です。三羽の雁がねぐらに帰るところでしょうか。
大きな月を背景に水辺へ向かって雁が急降下しています。左上には「こんな夜が またもあろうか 月に雁」という句。
画面下には馬と鹿の印が押されています。この印は一体何を意味するのでしょうか?しかも実はこの景色、現実にはあり得ない世界を描いているというのです。広重は、なぜあり得ない風景を描いたのでしょうか?
『月に雁』そこに込められた広重の思いとは?
《出演者》
ナレーター:小林薫
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